創価学会員三世の苦しみ

父方の祖父母が創価学会員の地区リーダーだったが孫に信仰を強制することはなかった。父親も2世であるため時々会合に顔を出すくらいはしていたがそこまで熱心な信者ではなかった。

しかし母親が結婚を機に熱心な信者となってしまい、小学校の頃は夕飯より会合優先、子供がクラスで浮いていようが地域の祭りには参加させず創価の集まりを優先させるといった具合だった。

生まれた時から自動的に創価学会3世になった子供は熱心な信者になるか強烈なアンチになることが多い。
自分の場合は後者だった。


母方の祖父母の家には元々居間に仏壇(宗派はわからないけど七福神の掛け軸と般若心経があった)があったのに母親はそれを捨てて創価の仏壇に置き換えようとしていた。

元々あった仏壇を捨てるのはさすがに…と祖父母がかなり強く抵抗して古い仏壇はかろうじてゴミになるのを免れたものの寝室の隅に移動されていた。

当時私は小学生だったけど子供心に母親無茶苦茶するなあと思っていた。

結局祖父母とも亡くなった時は創価葬にされて何だかやるせない気持ちになった。


大学を卒業して数年後、結婚を考えていた彼氏を母親に紹介したら母親は初対面の彼氏相手に創価の勧誘をしてミニ本尊とミニ仏壇を売りつけようとしたので大喧嘩になった。
成人してから母親に対して泣いて物を投げつけるくらい本気で怒ったのはこの時だけだ。